• いつ来るか分からない15分のために常に準備をしているのがプロ、デザイナー奥山清行による「ムーンショット」デザイン幸福論 - GIGAZINE:
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    長かったけど,読みごたえあった.
    上の絵にまつわる話が好きだな.


    今の時代,金儲けするなら,技術だけやってもダメだね.
    製品化するとき,「新機能!」「世界初!」とあっても,対象購買層が必要と感じなければ意味がない.だからリサーチにつながるんだけど,そのとき作り手は「ヴィジョン」を明確にすることが重要っていうような話が文中であった.
    まぁ日本企業は分散投資する傾向があってダメだって話の一部だけど.
    これはですね、日本の悪い癖です。例えば100人と1億円があったとします。韓国とかアメリカの企業っていうのはそれを50人ずつふたつのチームに分けて5000万円ずつ与えれば、たいしたことないアイディアでもこれが面白いものになっちゃうんです。そうですよね?50人で5000万あったらば、日本の場合だとものが決められないからまずリサーチしましょうと言って、ひとりずつの100個のアイディアをリサーチしましょう、ということで1つのプロジェクトに100万円与えます。100万円もらってひとりで何しろって言うんですか?これが今の日本です。優れたアイディアが山ほどあっても、それぞれのアイディアが日の目を見ないのは、1人と100万円を与えられても何の仕事ができるんですか、と。ですから、一番最初にうちの会社はこれをやるんだというヴィジョンを抱いて、ものを決めて、それに従って集中投資をするのが今のものの作り方です。分散投資はこれからの時代は絶対に成立しません。


    あと,ハードやソフト単体で売るんじゃなくて,「システム」という形でサービスや環境も含めて提供するってのが,これから求められいくそう.まあ,それは今に始まったことじゃないけど,各分野における全体的なコストが低下したことで,気軽に誰でもなんでも作れちゃうってのが大きいかも.
    小規模の会社,あるいは個人がオリジナルの車をフツーに作れちゃうのは,やっぱスゴい時代だと思う.
    「システムで提供する」って話の例で,日本の企業が新幹線をハードとして海外に売ろうとしたところ,売り先の企業に,「うちらはShinkansenの信頼性が欲しいんだ.なんでシステムもあわせて来ないの?」っていうのがあったけど,やっぱ何がほしいか,そしてその商品を提供することでどのような未来を見せることができるかが重要なんだな.ってなことを思った.
    あと,話の中でNEEDSとWANTSってのがあったけど,正直まだよく理解できてないw

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