• 聴覚検査っておかしくないですか? | OKWave

    聴覚検査っておかしくないですか? | OKWave:

    お礼

    ご回答ありがとうございました。

     自己調査である程度のことがわかりました。

    ・聴覚(聴力)は大まかにいくつかの分類があり、そのうちの大きな2つが「どのくらいの大きさの音が聞こえるか」(ボリューム)「どのくらいはっきりと聞こえるか」(音質)である
    ・それぞれに対する検査は純音聴力検査、語音聴力検査がある。
    ・一般的に健康診断でおこなわれる検査は、純音聴力検査であり、語音聴力検査は行われない。
    ・理由は「純音聴力検査に比較し、語音自体が意味をもつなど聴覚機能以外の要因の影響を受ける可能性」「語音聴力検査単独では診断的意義が時として明白でない」など
    ・また、検査法自体の国際統一の問題もある。語音聴力検査法に関しては、国際的には1996年にISO 8253-3としてAcoustics-Audiometric test mehtods-Part 3:Speech audiometry3)が示され、医学の国際化を考えると、語音聴力検査法も国際的な方法との整合性が要求されるが、一方検査素材の特性は各国語の特徴に影響されるため、ISOに完全に準拠することが適当かどうか議論が分かれている。
    ・しかし、われわれは日常の音声コミュニケーションを語音を用いて行っており、その意味からは純音聴力検査より聴覚能力を評価するうえで重要な検査といえる。

    ・また、現在の日本の一般的な医師の認識では、まだ「聞こえればいい」という認識から脱却しきれていない部分がある。
    ・欧米ではAPD(Auditory Processing Disorders - 聴覚処理障害、聞こえているけどそれがなんの音なのかがわからない障害)の研究がかなり進んでいるが、日本ではまだ始まったばかり。
    ・アメリカでは2~3%の人たちが、APDもしくはそのサブタイプであるとされているが、日本では実数が全く把握されていない。
    ・その原因の一つが、いわゆる「健康診断」であり、APDは従来の純音聴力検査では「異常なし」と診断される。よって、日本では多くのAPD障害を持つ人たちが、十分な医療福祉を受けるきっかけを失っている。

    投稿日時 - 2008-09-25 01:31:23

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